合格者インタビュー 令和6年度
木原 修 さん
─ガイドの活動を始められたきっかけを教えてください。
知り合いの先輩に「やってみない?」と言われ、母の介護の空いた時間に去年から活動しています。元々、興味はありましたが、宗像について深い知識はありませんでした。
─興味があったのですね。沖ノ島検定以外にも検定を受けているのですか?
受けていません。お正月に毎年お参りに来ていましたが、沖ノ島も、宗像大社も、交通安全の神様ぐらいの認識しかありませんでした。地域学芸員の活動を通してすごいところだと知り、見方も変わりました。確認や挑戦の意味も含めて沖ノ島検定の勉強をしました。
─大島には行かれましたか?
大島には 3回行きました。地域学芸員になって個人で 2回、研修で 1回行きました。私は時間的にできませんが、大島に行ってガイドをしている人もいます。大島は古事記などに出てくるすごいところです。宗像は日本の律令国家形成に重要なポジションを占めていました。このような内容は知らず、地域学芸員になって検定や勉強を通して知りました。
─沖ノ島検定では、今まで知っていたこととは違う分野も知ることになりますか?
そうですね、範囲が広いので、構成資産だけでなく、周りの景観法や観光に関する法律なども意識するようにしました。
─範囲が広かった中で、1番興味持った分野はどこでしたか?
やっぱり歴史です。神話に始まり、そしてヤマト王権、奈良、平安、現代に続きますが、悠久の歴史は、面白いです。日本の国家形成に非常に関与しています。宗像は朝鮮半島との鉄の輸入の交流の関係で、重要なポジションを占めていました。ヤマト王権と仲良くなり、鏡をたくさんもらい、ヤマト王権の仲間じゃないと作れない前方後円墳もたくさんあります。
─海の道むなかた館には、体験コーナーがありますが、ここの担当をされることもありますか?
子どもたちが土笛を作ったり、勾玉を作ったりします。研修の時はしましたが、時間的に合わなくてしていません。ガイドの方が空いている時は手伝うこともあります。こういう体験を通じて、考古学だけではなく、歴史にも興味を持ってもらえると嬉しいです。
─来年も沖ノ島検定を受験しますか?
そうですね。自分の整理や刺激にもなるのでまた挑戦しようと思っています。